2022年度 市長対談

後藤圭二市長(以下、市長)

先日、とある大学で講義をした際、学生から様々な質問を受けました。本日はその中で面白かった話もしたいと思っています。


杉本第53代理事長(以下、杉本)

宜しくお願い致します。

 

市長

今の学生は真面目ですね。私が学生の時は家から大学に行くまでに雀荘があれば、そのまま雀荘に行っていた記憶しかありません。(笑)


杉本

私も一緒です。(笑)


市長

息子は中高大の一貫校にいかせましたが、中学校に入る時に一番勉強をし、学生時代は勉強もほどほどに、良い言い方をすると人間力を高めることばかりしていたと思います。今の子どもは、中学受験・高校受験・大学受験とほんとえらいと思います。


杉本

私は、学生時代のどこかでギュッと勉強をする期間があれば、何度も受験するのは可哀そうだと思ってしまいます。


市長

そのような考え方もありますね。決してどちらが良い悪いではなく、様々な選択肢がある時代になりましたね。


杉本

吹田JCのメンバーにも、受験組や一貫校組と様々な人間がいます。同じ大学出身でも、理系・文系で色が変わりますね。よくケンカになります(笑)


市長

育ってきた環境は生き方そのものに影響してくると感じることは多々あります。極力それを受け入れて、利他的に行動することが思わぬ形で自分に返ってくると感じることがあります。
新型コロナウイルス感染症が流行する前に、職業柄よく握手をしていました。握手をする際、様々な方から手が柔らかいですねと言われていました。実は毎晩、妻のふくらはぎとかかとのマッサージをしている賜物なんです。妻はよく夜中に足がつるんですが、痛がると一緒に寝ている私も起きてしまう。何か解決方法が無いかと思いついたのがこのマッサージでした。毎晩やることによって、夫婦円満にもなりますし、足がつることも無くなり、こちらも夜中に起こされることがなくなった…まさにWINWINの関係です。また、さらなるWINがあり、それが妻のかかとと僕の手なんです。妻程かかとの綺麗な女性はいないというくらい綺麗になりました。そして、私の手も柔らかくなったんです。これは、先ほど申し上げた利他的な行為をすると期待をしていない良いことが自分に返ってくる一例だと思います。最初は利他的な行為ではなく、ゆっくり眠りたいという利己的な行為の部分もありましたが、こういうことの積み重ねが人々の生き方に関わってくると思います。


杉本

素晴らしいお話しですね!


市長

またもう一つの教訓として、社会的に忙しくなったり、地位が上がったりすると、家庭内での立ち位置も勝手に自分の中で上がったと錯覚することがあります。これは大きな誤解です。生きていく上で、家事ほど大切なものは無く、仕事は案外誰でも出来たり、他の人のほうがうまくいったりすることがあります。公務員から市長になった時に、よく「市長さん」と言われますが、あれはキラーワードだと思います。キラーワードは人を潰すこともあります。「先生」「社長」「市長」とか、これによって人の心が変わってしまう時があります。それに相応しい振る舞いをしないといけない等思ってしまったときはあぶないですね。


杉本

吹田JCも1年1年役職が変わりますので、地位の高い役職になった場合、偉くなったと勘違いすることもありますが、次の年はまた全然違う役職ですので、あまりそう感じることは少ないかもしれません。ただ、家庭内の話は本当に気を付けないといけませんね。勉強になります。


杉本

学生の質問には「結婚はしたほうがいいですか」という質問があったとか。


市長

ありましたね。質問を受けて、自分にとって結婚することは有利なのか不利なのかという考えなのか悩みました。結果、こう答えました「人生を円滑に進めるための手段」のように聞こえますが、進学や就職などとは根本的に違い、どちらが自分にとって良いか、という一時の問題ではありません。誰が反対しようが賛成しようが、二人の人生、愛こそすべてです。そう思えないのなら私は決してお勧めしません。結婚しなければ幸せになれない、という考えは、結婚すれば幸せになれる、と同様に結婚をゴールや手段と見る危険な発想です。「愛なき結婚、手段としての結婚なら、私は何度生まれ変わってもしないでしょう。』


柳川直前理事長(以下、柳川)

「結婚はしたほうがいいか」と質問するということは、結婚をメリット・デメリットで考えているのですかね。


市長

他に「いい就職先とはどのような企業だと思いますか。」というものもありました。ある会社でも、その会社のどの部門なのか、どの課なのかによっても違います。一番学生に言いたいのは、自分がどの会社が良いか選ぶ力を身に付けるのではなく、変革すべきところは自ら変革できる能力を身に付けることだと思います。市役所でも、正直おもしろくない課もあります。しかし、全然工夫がなされていないところを見つけ、そこを変えて信頼を得る、そんな仕事をすると、結構ワクワクします。荒れた畑のほうが絶対面白いと思います。そういう発想で仕事を見つけて欲しいですね。新卒ですぐに就職をしないといけないのか、そんな発想に立ってもいいと思います。


柳川

吹田JCにも若い時に世界を一周したメンバーがいるのですが、そのメンバーが出す企画は本当に面白いです。目線が色々あって面白いですね。

市長

良い経験を積まれているのだと思います。以前「学生時代に経験しておくべきことはどのようなこととお考えですか」という質問もありました。先に出た、結婚の話・就職の話もそうですが、私が1000回結婚しているのであれば最高のアドバイスも出来るかもしれません。しかし1回の教訓には深みもありませんので、ちょっと参考にしながら、全部疑ってかかるくらいでいてほしいですね。


杉本

私たちが事業で出会った学生さんは、どちらかというとボランティア精神があって、自分にとって、ボランティアをしたら人生に役に立つ、現実的な目線で行くと就職活動に役立つ等、考えられる人が多かったように思います。今年もジョイントプロジェクトといって、香港の学生とSDGsのゴール5であるジェンダーについて話し合おうという事業があったのですが、ちゃんと将来のことを見据えている子が多い印象でした。


市長

そういえば、吹田JCに関心があって入会される方は色々な人がいると思いますが、最近会員数が減ってきたと伺っております。世の中のことを考える人は一定数いると思いますが、会員数増加を考えるのであれば、ちょうど間におられる中間層がキーだと思います。その中間層が変われば大きく社会が動くと思いますし。吹田市出身の吉野彰さんが先日の日経新聞で学生運動のことを書かれていましたが、そんな熱烈な学生運動でさえも、「興味ありで熱心に活動する」・「興味無し」・「興味はあるけれど活動はしない」と、活動のスタンスが分かれていたようです。全員が世の中のために活動することを好きなわけでもないですが、そういう受け皿としての吹田JCというのは、必ず必要だと思いますので、頑張ってください。


杉本

ありがとうございます。


市長

そういえば、吹田市情報発信プラザ(Inforest すいた)はご存じですか?


杉本

ららぽーとEXPOCITY内にある施設ですね。知っています。良い場所にありますね。


市長

開業時、初年度は年間約2400万人の来場が有りました。最近は増え続けていて及びませんが、ディズニーランドの年間来場者数(2000年時点)とほぼ同じです。今、あの施設をアートな空間にしたいと考えています。


杉本

思い切った考えでおもしろいですね。


市長

機能性が求められるデザインではなく、内面から湧き上がる何かに訴えかけるアートの空間にしたいと。例えば壁、床、天井が同じ色に塗られていて、それ以外何もない空間とか。誰が何のためにやっているかわからない空間が突然出来上がったら素敵じゃないですか。実は行政が絡んでいるというのも。その空間が、何の説明もなく、突然暗転するとか、中に入ったらサラウンドで、不思議な気分になるとか、考え出したらきりないですよ。説明はつかなくとも、誰かの感性に訴えかけてくれる、そういう空間を提供できればと。私は、最終自由にやってくれとしかいいませんが、よかったら吹田JCの皆様もそんな施設の宣伝に分からないように協力してもらうとかどうでしょう。


杉本

いいですね、是非やりましょう!


市長

是非是非。結局何が言いたいかというと、型にはまった考えや、公務員はこう、企業はこう、ボランティア団体はこうという、がんじがらめな社会は良くないと思っているんです。吹田JCの皆様も、そんなまちや人材づくりのお手伝いをしてほしいと思っています。


杉本

もちろんです!是非連携してお手伝いできればと思います。先ほど申し上げた、ジョイントプロジェクト事業も吹田市の後援や、子ども達の募集で協力していただきたいので、宜しくお願い致します。


杉本

最後に、来年は「止まない雨はない~結果を決めて、皆で帳尻~」というスローガンのもと、活動して参ります。新年賀会定例会も対面形式で実施予定ですので、是非ともご参加宜しくお願い致します。


市長

渋いスローガンですね(笑)


杉本

私が大好きだったライブハウスのオーナーさんが良く使っていた言葉を少しもじっています。帳尻の意味ですが、「目標を達成することができれば最高ですが、もし達成できなかったとしても、そこはなんとなくごまかしたっていい。なんとなくその目標に達したように見せかけたって大丈夫。だから達成しなくても落ち込まなくていいし、終わった後で追い込まなくていい。そのゴール付近にさえたどり着ければ、大切な仲間があと一歩ゴールに近づけてくれる。」という意味があります。


市長

なるほど。ゴールに行く前に、帳尻が合わないと悩んで立ちすくんでしまうパターンってありますもんね。杉本 1人で抱え込まず、皆で悩んだら思わぬ形で問題が解決することってありますからね。


市長

素晴らしいですね!引き続き、まちを盛り上げていってください。


杉本

ありがとうございます!頑張ります。

市長対談

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