８月定例会をWEBにて開催いたしました。

第一部では吹田子ども支援センター代表の森本英之様を講師にお招きし「不登校、苦悩する親子の姿から」をテーマにご講演いただきました。1970年代の非行に荒れた時代から現在に至るまで、吹田の中学教育の最前線で教えてこられたご経験から、不登校の実態や発達障がいなどを踏まえて多面的な視点でお話をしていただきました。不登校といっても過去は学校に行かず遊びに行ってしまう、非行に走ってしまう生徒が多かったが、現在は学校に行きたい意欲はあっても意欲がわかず家にこもってしまうケースが主流になっている事、学校でのいじめだけではなく家庭環境も大きな不登校の要因になっていることなど多くの学びを得ることができました。吹田でも現在５００人くらいの不登校の子供たちがいるそうです。そういった子供たちに、どのように手を差し伸べるのが良いか今後も模索していきたいと思いました。

第二部では講演を受けてグループワークを行いました。

「自分の子供が何歳になればスマホを持たせて良いと思うか？」

「見ず知らずの中学生がたばこを吸い、お酒を飲んでいるのをみたらどんな行動をとるか」

「クラスで起こったいじめに自分の子供が加担していたらどんな指導をするか」

をテーマに話合いました。会員からはスマホに時間を取られすぎるのは良くないけど持っていないことでいじめられるかもしれない、いじめに加担することは絶対ダメだけど加担しなければ自分の子がいじめられたかもしれない、など様々な意見がでました。

定例会終了後は次年度の理事候補者の発表もあり2022年度に向けて動き出しました。