- 2012-01-01 (日) 0:05
- 吹田JCついて

2012年度 公益社団法人吹田青年会議所 理事長所信
第43代理事長 西川 滋夫
We Have a Dream
~今日よりも明日が理想のまちであるために~
■夢のはじまり
私たちには夢があります。
私たちの住み暮らすまち吹田が、夢で溢れるまちになることを。
2011年3月11日、東日本大震災が日本を襲いました。震災後、私は被災地である大槌町に足を運びました。大槌のまちの大半は消え、愛する家族や友人、家や職場を一瞬で奪われた多くの人がいました。あらためて、地震や津波に対する恐ろしさや憤りを肌で感じ、考えたくもない現実だけが目の前にありました。しかし、私たちはいつまでも悲しんでばかりはいられません。まちづくりに無関心な人が増えているといわれる中でも、私たちと志を同じくする多くの仲間が率先して、ある人は瓦礫の撤去作業に汗を流し、ある人は被災者のために街頭で募金活動をし、ある人は被災者の皆さんを元気づけようと慰問活動をしています。人それぞれ行動は違っても震災に遭われた人々が笑顔を取り戻し、一日も早くいつもの幸せな日常がかえってくることを願って復興活動に尽力しています。
悲しみを分かち合い、乗り越えて、確かな一歩を踏み出そう!頑張ろうNIPPON!
今回の経験を経て私たちは、何事においても一人ひとりが自分の目で見、耳で聞き、心で感じて行動することが重要であり、人と人とのつながりや絆で築いた地域のコミュニティを拡げていくことが大切な役割であると痛感しました。そして、何より大切なのは、まちに住み暮らす人々の“夢”があることです。たった一人で夢を追い求めるのは辛いですが、同じ気持ちで歩んでくれる仲間がいれば、きっと夢は近づいてくるはずです。
私たち公益社団法人吹田青年会議所(以下、「吹田JC」と言います。)は、まちに夢を抱く市民を増やし、夢を実現できる“まち”をつくります。このような多くの夢で溢れるひとづくり、まちづくり運動を実現するためにも、より多くの仲間を増やし、あらゆるつながりを確かなものにするとともに、創意工夫を凝らしながら運動してまいります。
■夢への挑戦!会員拡大活動
私たちには夢があります。
夢を語る青年がこの吹田JCに集い、多くの市民を巻き込む積極的な運動を展開し、このまちが今以上に元気になることを。
残念ながら私たちはここ数年、会員の確保に苦戦しています。拡大活動が芳しくないのは経済状況の低迷や、まちに対して無関心な青年が増えているからではなく、私たちのまちづくりに懸ける熱い情熱や気概が、市民にうまく伝えられていないことが原因だと考えます。このままでは私たちが夢見るまちづくり運動は失速してしまいます。創立以来、先輩たちが築き上げてきた吹田JCの魅力と、私たちが日々感じるまちづくりのやりがい、そして達成感を正しく発信し、多くの市民に共感してもらうために行動することが大切です。
数は力。将来に亘って吹田JCが持続可能な団体であるためにも、私はここに「吹田JC拡大非常事態」を宣言し、2012年度の最重要項目として掲げ、あらゆる手法を駆使して会員拡大を図るとともに効果的な拡大システムを構築いたします。
また、入会してきた会員を温かく迎え入れ、成長を図り、社会に還していくまでが会員拡大活動だと考えます。そのためにも会員の資質向上を図るとともに、会員同士の絆を強めます。
私たちは、青年会議所を通じて芽生えたたくさんの友情を力にして、積極的なまちづくり運動を展開してまいります。
■夢のある国際交流
私たちには夢があります。
吹田の子どもたちが、海外の人々と国境を越えた友情を築き、相互理解を深め、世界平和に貢献する日が来ることを。
昨年、私たちの国を東日本大震災が襲いました。未曾有の大災害に際し、日本は世界各国から資金や物資などの援助を受けています。その中にはこれまで日本が支援をしてきた開発途上国から寄せられたものも多くあります。日本人の“お互いさま”の考え方は世界でも生きているのだと改めて感じました。これからの世界は地球レベルで物事を捉えることが重要で、私たちは自ずと国際協調能力が求められます。
私は青年会議所活動や旅行等で度々海外へ行く機会がありますが、海外の文化や風習に触れる中で、その国の良さを感じ、価値観を知ることで、改めて自分の国のすばらしさや頼もしさを感じます。
相互理解の精神により、自分の国を愛し、他の国も愛する。それが世界平和の貢献に繋がると信じます。このことからも、日本の子どもたちには、多くの海外経験をしてもらいたいと思います。
私たちは姉妹青年会議所である香港の浩洋青年商會と連携し、国際交流事業「ジョイントプロジェクト」を展開してまいりました。2006年に香港にて、子どもたちだけで遊びを考え、創造力をはぐくむ「ジョイントプロジェクトin香港」を、2009年には吹田にて、商店街の空き店舗を利用して、子どもたちだけで店舗経営体験をさせる「D-Suita」を実施しました。これらの事業を通じて、私たちは民間レベルでの交流の大切さを感じ、彼らとの絆を深めています。
私たちはこれからも海外の人々と国境を越えた友情を築くとともに相互理解を深め、広い視野で物事を考えられる国際感覚を備えた青少年の育成に大きく寄与していきます。
■夢が溢れるまちづくり運動
私たちには夢があります。
大人と子どもが夢を語り合い、ここ吹田がその夢を育めるまちであることを。
昨年私たちは、新しいコミュニティの創造を目的として、「みんなで創ろう感動舞台!!」を実施しました。これは、吹田の歴史を舞台とした演劇やダンスを通じて交流するもので、子どもたちは大人から多くの生きていく知恵を教わり、大人は子どもたちの真剣な表情を見て驚きと感動をもらいました。また、青少年育成事業として、子どもたちだけでまちを運営し、社会の仕組みを学んでもらう「D-Suitaキッズタウン」も実施し、多くの子どもたちが集い、将来のまちづくりへの関心につなげることができました。
このような事業を通じて、活力あるまちになるためには、大人も子どもも夢を描き、明るいニュースが飛び交うことが必要だと感じました。しかしながら今、夢や目標を持っていない子どもたちが増えているとよく耳にします。
夢を描くことができないのはなぜか。それは、社会の不安定さや繰り返し報道される暗いニュース、マスコミの伝える一方的な「負のメッセージ」が、子どもたちの夢を描く力を奪っているからに思えてなりません。こんな時代だからこそ、私たち親世代が子どもたちに自分の夢を語るべきなのです。子どもは親の背中を見て育つといいます。夢を描くのは子どもたちだけのものではありません。私たち大人だって夢を描いていいのです。賞味期限のある夢なんてありません。人が生きていくには夢が必要です。
今年の夏は大好きな人ときれいな海で泳いでいたいなとか、明日はどんな自分でいようとか、将来の吹田のまちはこうなっていて欲しいとか。夢を描くとそこへ向かってエネルギーが発せられ、人は仕事や勉学に頑張ろうとするものです。
私たちは、市民が堂々と自分の夢を語れる社会を目指し、また、その夢を叶えるために私たちに何ができるかを考えて行動してまいります。
■夢をかたちに!組織改革推進活動
私たちには夢があります。
これからもすべての会員が「入会して良かった!」と自信を持って言える吹田JCであることを。
吹田JCは“JC4つの機会”を会員に常に与え、会員はまちづくりに励み、修練を重ね、国際文化を理解し、ビジネスに役立て、それらの機会を通じて会員の成長を図り続けてきました。社会はめまぐるしく変化し、世代交代を繰り返していく中、40歳で卒業し世代交代を繰り返す吹田JCも同じように常に進化し続けなければなりません。よって、2012年度の吹田JCは、組織改革に力を入れ、すべての会員が夢を抱き、誇りを持ち続けられるような組織にしていきます。私たちが目指すのは、「すべての会員が楽しみながら、継続的にまちづくり運動に取り組んでいける団体」です。そのためにも、単年度制の利点をもう一度再認識し、次代への引き継ぎを強化し、吹田JCとしての守るべきものと改革していくものの見極めをしっかりと行ない、時代に適応した魅力ある組織にしていきます。そして、組織の現状をよく把握し、公益法人格維持継続の観点から公益法人としてのメリットを最大限に活かせる体制にしていく中で、組織運営の在り方をあらゆる角度から検証し、今後の吹田JCの進むべき方向性を検討してまいります。
「私たち会員一人ひとりが夢を持ってJC活動を楽しむ」、「夢を持った魅力ある組織には人が集う」、そして「吹田JCによって、吹田のまちが夢で溢れる」。そんな素敵なサイクルを思い描いています。
■夢とともに!
山の向こうにある大きな夢も大切ですが、身近なところにある小さな夢も大切です。
家族や恋人や友人を愛すること、自然を愛すること、余暇を活用してライフワークを楽しむこと、一生懸命仕事を頑張ること、健康的な毎日を過ごすこと、そして何より夢を持って自分が住み暮らすまちを愛すること、これらはすべての人が持っている身近な小さな夢かも知れません。そのような夢を描いて語ることが、明るい豊かな社会に繋がっているのだと私たちは信じています。小さな夢が別の小さな夢と繋がったとき、地域やまちを動かし、まちに活力を与える夢へと変わるのです。市民と手をたずさえ固く結びあえば、それは大きな夢となり希望となると信じて努力してまいります。私たちは、一人ひとりが自由に夢を描き、希望に溢れた未来を創造していきます。
今日よりも明日が理想のまちであるために・・。
We Have a Dream!
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